つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

「Fate / Prototype 蒼銀のフラグメンツ」5巻 終焉終局に向かう1991年の聖杯戦争。その勝利の結末に【ラノベ感想】

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ (5)

 1991年に発生した聖杯戦争の顛末を、断片的に観測してきたこのシリーズもついに最終巻。

 これをもって1991年は収束し。撒かれた種火は8年後に芽吹くことになるのでしょう。

※ここから先にはネタバレがあります。Fateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想というとネタバレになってしまうところがあるかもしれません。(おいしいところはなるべく残しておきたいとは思っていますが) 未読の方、ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず本作を手に取ることおすすめします。

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「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」2巻 ママが学生服とスク水で授業参観してくるんだよ…【ラノベ感想】

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?2 (ファンタジア文庫)

 待って♡ いやほんとにちょっとまって♡

続・ママと旅をするRPG

 政府のアンケートに答えた結果ママ同伴でVRMMOの世界にたたき込まれた大好真人の明日はどっちだRPG第二弾。

 今回は、その特例で学業を免除されてインしているVRMMOの世界で学校に通うというなんだこの状況。

 まあ…最近はファンタジーなRPGでも学園はつきもの…だがちょっとまってほしい母さん…母さん…!

 ヒロイン(?)がセーラーやスク水で登場して(主人公の心情的に)これほどいたたまれないラノベがかつてあっただろうか…真々子さんが若作りすぎて違和感が全く仕事しないのがさらにオーバーキル。

 私はあまり登場人物に感情移入するほうではなくて、ストーリーとか展開とかを楽しむタイプだと思っているのですが本シリーズに至っては真人のいたたまれなさが痛いほど伝わってきてもうだめ。

 といいますかなんで同年代の女子+実母との混浴が恒例になってますか。大丈夫ですか。

 この無情なるRPGの世界で真人は強く生きていると思います。ワイズはもっとがんばって。ラッキーヒロインを全部ママにもってかれる前にもっとがんばって。精神の安定のために!

親と子のすれ違い

 それでそうやって通うことになった学園でも、厄介めな母子がまた。

 典型的に束縛してくるメディママさんに、従順な優等生のメディ。だいぶつらい。

 メディがまた、猫被ってるだけかと思ったらそうでもなさそうで、よりヤバイっていうね…

 自分が半ば放任されてて自由に生きてここまで来てしまってるところがあるから、こういった束縛系の厄介は余計にイラッとするものがあります。

 絶対やだわぁ、みたいな。前回のワイズママとは、ある意味正反対ですねこれ。

母は強くてガチャは悪い文明

 まあそれでも母は強し。このラノベのアイデンティティはやはりそこよ。

 常に親がいるRPGってもうそれだけでもうだめだけどなんだかんだで楽しく進んでいくのもやはり親だからか。いい話なんだけどなんともいえない…

 …って思うと、そういえば、初期からいるポータについてはまだ何者なのかが不明なところあるんですよね。この子も結構、なんかやばいものを抱えてそうな感じがしてきているからどうなるんだろう。

 ゲームクリアの条件も、「真人と真々子の親子仲が良くなること」なんてもう始めから好感度MAXじゃねって感じなのに達成と判定されてないの、なんかなんだろ、どういうことなんでしょうね。他の母子ペア見てると、だいぶゆるい感じがするんだけど…むしろ大好親子で仲の良さが足りないってどういう。(適切な距離って意味で、この親子は母離れ子離れがクリア条件だったりとかするんでしょうか。もしかして)

 チートアイテムといいなんか裏では不穏な感じも漂ってきているところで3巻も出るらしい。次はギルド経営。セーラースク水授業参観よりはダメージ少なそうだが果たしてどうなるのか…

 あとガチャは悪い文明だから。

 

 

 

「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」1話~4話 かわいく! セクシーに! ショート! 劇場!【アニメ感想】

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(アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」より)

 ショート漫画のアニメ化アイドルマスターシンデレラガールズ劇場! ヒュー!

 dアニメストアの配信形式として、1話から4話までがまとめられて配信されていましたから4話まとめての感想。ずっとかわいいからずっと見ていられるやつ。

 ショートギャグアニメだけどたまに等身高くなってイカしてるんやで! 水着回で戻ったのはよくやったと言わざるを得ない。

 たぶんあたまはそんなによくない感想。

第1話「ネコミミの回」

 記念すべき第1回はネコミミと大天使チエリエル。そしてもりくぼがモフられる回。

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(アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」より)

 たくみん…たくみん…!

第2話「水着の回」

 水着回いー…

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(アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」より)

 あっこれ誰かが死ぬほど回すやつ…

 シンデレラガールズ劇場はデレマスのガチャ販促漫画でもあるので、思い出がよぎることがありますね…

 水着回は大変水着だったと思いました。

第3話「ラジオの回」

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(アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」より)

 もうこれ完全にしぶりんだよね。

 ライブの調子の輝子はNGだがむしろOKではないのかとも思ったりしつつリテイク喰らってるみくにゃんが好きです。

第4話「ウエディング回」

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(アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」より)

 シュガハが救われる日は来るのだろうか…悲しいな佐藤…

 他二人がまゆと蘭子で…蘭子、唐突に素に戻るのがほんと良い。


配信情報

アイドルマスター シンデレラガールズ劇場【第1話無料】 | dアニメストア

アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 (Amazonビデオ)

「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」 | バンダイチャンネル

※デレマス内では火曜日に「火曜シンデレラシアター」が追加で配信!

アイドルマスターシンデレラガールズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト


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【Fate/ApocryphaにエルメロイⅡ世の事件簿に】TYPE-MOON BOOKSがAmazonで取り扱われていたから淡々と貼っていく【FGO material】

ロード・エルメロイII世の事件簿7 case.アトラスの契約(下)【書籍】

 TYPE-MOON BOOKSがAmazonで普通に扱っているようになったみたいで!

 今までは同人誌の流通で、Amazonはマーケットプレイスのみだったのですがお値段からしても公式っぽい。

 これでますますお求めになりやすく!

 というわけで、Fate / Apocrypaやロード・エルメロイⅡ世の事件簿なを淡々とまとめていきます。ええ。

 同名のマーケットプレイス出品なども多いので、購入の参考になれば幸いです。

(一部、「一時的に在庫切れ」のようですが、そのうち補充されると…「amiami あみあみ」さんも元々取り扱っているショップですので、そちらからでも)

  • Fate/Extra CCC
  • Fate / Apocrypha
  • ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
  • Fate/Grand Order material
  • Fate/Extra
  • Fate/Prototype
  • ファイヤーガール
  • 世界征服 ~白いケイトと真夏のベルビアージェ~
  • まほ箱クロニクル
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映画「3月のライオン 後編」人と家族の繋がりが将棋を通して問われているよう【映画感想】

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(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

 後編は将棋そのものより、その周りの人達がメインでした。

 映画オリジナルな部分もあり結構よかった。

家族の繋がりに踏み込んだ後編

 3月に公開された前編からの続きとなる本作。原作は同名の漫画になります。

 といってもやはり、原作とはだいぶ違っていますね。前編は結構なぞってる感じがあったんですが、今回は後藤さんパートが大幅にオリジナル。

 ストーリーとして大きく二つの流れがあって、いじめや父親の話になる川本家パートと、完全に893と名高い後藤さんと香子姉さんを中心とした幸田家パート。

 全体的にシリアス分が多めな作りになっていました。

零くんと家族の関わりができていく川本家パート

 川向かいの三姉妹、川本家と零くんを中心とした話は、原作にもあったエピソードで、いじめと父親の話。

 父親の話をするにはいじめの話をしないと流れがつながらないようになっているので必然でもある。

 ただ、原作ファンだからとこういうことを言うのはあまり良くないとは思いつつも、やはり納得感が少ない…

 原因としてはやっぱり尺が足りないから、映画の尺に合わせて話を詰めたからかなあ…って思ってしまうところと、逆にあれだけ短い尺だと、ああなるのが自然なのかもな…って思うところと。

 でも桐山がやっぱり不憫だったし姉妹の反応には「ええー」ってなる。

 がんばれ桐山。お前はよくやった…

オリジナルの後藤さんパートは渋い

 で、映画オリジナルだった後藤さんと香子姉さん、そして幸田家の話。

 こちらもシリアスめな話でしたけど、後藤さんとか幸田の親父さんとか渋めなところが渋くもっていっていったのが良い。誰も彼もが不器用なんやな…

 子どもの頃に香子が零をぶった盤面の話が今に繋がってきたところ、そこからの香子姉さんと後藤のやりとりなんかはだいぶ好きですよ。

 原作ではMORE DEBANなだけに大変良かった。

 
 作品通して将棋を指しているところよりは、零の周りの家族に絡んだドラマのほうが印象に残っています。

 幸田家の話が入ったことで、香子姉さんにもスポットが当たったのよかったですね。あの蓮っ葉なの嫌いじゃない。

公式サイト

www.3lion-movie.com

作品情報   3月のライオン 後編 : 作品情報 - 映画.com

その他

原作漫画。映画の川本家エピソードはこちらのほうがオススメかも。

TVアニメシリーズ。AmazonビデオはFire TV Stickが超オススメです


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「落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>」12巻 ≪紅蓮の皇女≫の覚醒なるか!? 強敵ひしめく修行編!【ラノベ感想】

落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>12 (GA文庫)

 ドラゴン皇女の覚悟が問われる雪山修行編。そして私服エーデルワイスさんのママ力の高さよ…

強敵に打ち勝つ雪山修行編!

 ≪傀儡王≫オル=ゴールの策謀と暗躍により窮地に立たされていたヴァーミリオン皇国ですが、ルナアイズの機転により「5 VS 5」の代表戦バトルへ戦争は持ち越し。(これが機転と呼べるものだったのかは、この先どうなるかによるかもしれないけれど)

 無茶な被害を抑えることはできたものの…≪魔人≫に手も足も出なかったステラは完全に足手まとい扱い。

 7日後に行われる、オル=ゴール率いるクレーデルラントとの戦いに戦力として参戦するために。決死の覚悟での修行が始まります。

 挫折から前に進もうとするステラの意思と、それを支える覚悟を持ち、己もまたさらなる限界を超えようとする一輝。限界を超える修行と試練はやはり熱いものがあります。

 とてもちょろくて大変よい炎使いの皇女様も大変良いんですが、今巻を読んでいるとやはりこのシリーズ、ダブル主人公かなって思えます。

 といいますかどこまで強くなるのか。七星剣武祭のドラゴン状態ですでに反則級の能力なのにさらにその先があるのか…

 シリーズとしても一つ上のステージに確実に上がっているところがありますよね強さのインフレ的に。炸裂するドラゴン娘のドラゴン力。強いというか死なないというか…人間の限界を超えたところからスタートするのがステラ皇女。なんですけど、それを軽く凌駕するのが≪魔人≫たち。

 しかし自己を貫き通してきたものが≪魔人≫であるなら、そもそもステラも資質は十分な騎士ですから。ただこの修行編では、その彼女の自己とは何なのか、まで触れられており、それがまた熱い展開でもありました。

ここでエーデルワイスさんの話をしよう。

 15年前、≪同盟≫ロシア帝国と≪連合≫の争いをたった一人で止めた≪比翼≫の剣士エーデルワイス。

 以前には一輝とも剣を合わせ、その最強っぷりを遺憾なく見せつけていた彼女の元にステラたちは赴くわけですが。

 出てきたエーデルワイスさんのなんだ…なんだこのママ力の高さは…

 白いブラウスにロングスカート。その上からチェックのエプロンでアップルパイ。完璧…完璧…!

 クールな最強美人剣士のプライベートレポートみたいになっており最早悶えるしかない。最早。

 でも、独身で妙齢ってだけなので姉力でもよいはずなのですがなぜか最初に直感的に感じたのはママ…

 先にルナアイズさんなるお姉ちゃんが出てきていたこと、明らかに自分に敵わないが向かってくるステラに対する慈しみ、そしてこの人には絶対勝てないオーラがそうさせるのか…

 まあ15年前に戦争を止めてるほどの方なので推して知るべしってことですね。

 やはり構図的にミトンでアップルパイはもう息子の同級生の男子に手作りお菓子振る舞っている美人ママとしか思えないから仕方ないよね。仕方ない。

 それにしてもラノベの女子は…どうしてこうも嫁のもらい手がないのか…おかしいよな…などと読み進めていると彼女が現在最強の剣士であることを思い出したりもする。強く生きて…いや強いか…強さとは…

果たして修行の、そして皇国の行方は

 そんな最強剣士≪比翼≫も巻き込んだ修行は果たして上手くいくのか。エーデルワイスに挑戦するため集まってきている強敵たちとの戦いもあり、ステラは何かを掴むことができるのか。

 己を貫き通したものだけが到達する境地とは、自分のルーツを見つめることなのかもしれない。

 ラストは結構、この手のパワーアップものの理由としては意外に感じました。同時に「らしい」とも思い、全編通してはオル=ゴールに蹂躙されていたヴァーミリオン編の嫌なものが吹き飛ぶかのような気持ちのすく修行編でもありました。

 たださらにこの先として、オル=ゴールたちとのバトルが待っていること、ルナアイズの機転…が、本当に良い手だったのか、彼女は何を代償にしたのかなど、気に掛かることも多い。

 寧音先生の強キャラっぷりが心強いですが、相手もまた一騎当千なんだよなあ…

 さらにこの、ヴァーミリオン皇国とクレーデルラントを巡る争いを…正確にはオル=ゴールの暴走を引き金とした動きは、世界規模で影響を与えていきそうな雰囲気もあって。

 ヴァーミリオン編はただの実家挨拶編で学園に帰ってくるものだと思っていたのですが…だいぶ大きな話になってきていて、どうなっていくのでしょうね。

 エーデルワイスさんには無事に暮らしてほしい。なんか不穏な雰囲気から、そう思わずにはいられない。


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「Fate / strange Fake」4巻 時計塔組大活躍の巻。というかあの、フィリアさん…?【ラノベ感想】

Fate/strange Fake(4) (電撃文庫)

 伏せられていた事実がどんどん明らかにされていきますね。たまげたなあ。

ここから先にはネタバレがあります。Fateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められていて、どうあっても感想はネタバレに繋がってしまいます。ネタバレが気になる方、これから読むつもりの方は、この記事より先に本作品を読むことをお勧めします。

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