つんどくダイアリー

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

Fate無双 「Fate / EXTELLA」感想

Fate/EXTELLA 【初回限定特典】ネロ・クラウディウス、アルトリア・ペンドラゴン衣装「純真のナイトドレス」プロダクトコード 付 - PS4

 月のムーンセルで行われた聖杯戦争、その後から始まる今回の戦い。

 まだ序盤も序盤ですがやってみた感想としてはすごい…マジ動いてる…!

 ※公式のほうでネタバレはいけないという話があるようなので極力ストーリーについては触れないようにします。

news.fate-extella.jp

 あと一応、折りたたんでおきますので全く情報入れたくない方は回れ右して購入に走るがよいです。

 二週間くらいしたらリライトするか…別に書くかも。

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お嫁入りしたすずさんの、ありゃーな日常奮闘記 映画「この世界の片隅に」感想

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C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 すずさんのありゃーっぽさが光りつつもじんわりくる、前評判に違わぬいい映画でした。

すずさんと共に見る、広島・呉の記憶

 第二次世界大戦中~末期の広島・呉を、一人の女性の視点からすごく丁寧に映像化した映画。

 で、戦中の暮らしを題材にしているのですが、明るすぎる暗すぎずというか、「その時代に暮らしていた人」の想いや感情、あたりまえだったことなんかがメインで、過剰にドラマティックな演出や展開はなくただただ普通に過ぎていく。

 主人公のすずさんが、まあ、なんていうか、「ありゃー」って感じの人なんで何があってもほっこりするしかないよねっていうのが声と動きがついてすごく「ありゃー」って感じだわこれ。ありゃー。

 あー、うん、やっぱてんねんやったなすずさん…

 また生活感の書き込みもだいぶ細かい。配給で足らずに地道に菜っ葉を摘んでいくとか。呉に寄港している軍艦とか水兵さん達とか闇市の様子とか。

 空襲に応戦してるときに砲撃の破片が町中に飛んできたりするところとか、ああそうだよな何も落ちてこないはずないよなあって。

 砲撃の色がカラフルなのもその理由も今まで知らなかったりした。すげえなあ…

 ストーリーとかについては原作の漫画から大きく外れることはなく、最後まで収めていたのでよかったです。

 (一部省略されたり追加変更されてたりしていましたが時間もあるので致し方ないですね。でも、「省略はされたけど無かったことにはされてない」感じはあるので、原作を読んでみるとさらに趣があるかもしれない。逆に追加されてたっぽいところは、原作側で省略されたところなんだろうか。リンさんと座敷童とか)

あたりまえのことがあたりまえに描かれている現実感

 そういう日常が普通に過ぎていって、ドラマティックな展開は作られていないけどドラマはある。

 もちろんフィクションなので作られたストーリーなんですが、すずさん始めそれぞれの人達の気持ちとか行動とか言葉とか、「ああそういうふうだったんだな」っていう妙な現実感があって。そういうものが重なって作られるストーリーが、見ているときはあっさりしてたんだけど、こう、思い返すとひとつひとつがじんとくるといいますか。

 そして日付は間違いなく昭和20年の8月に向かっているわけですよ。

 普段の生活感を大切に描きつつ、日付が進むにつれその生活の中に戦争の影が占める割合も大きくなっていって、その視点は徹底してすずさん視点なわけだから、それこそすずさんの記憶の片隅にいるような感じになっているところからの後半。

 まあ、空襲とか原爆投下とかは史実なのでネタバレもなにもないんですけど率直に感じた感想としてはあいつらマジで街を焼きやがった…! って感じが半端なかったですね…

 広島のほうでピカっと光るやつとかも、呉から見えてたのが「なんじゃろねえ?」って感じだったのがすごい雲が上がってるのが見えてきて「なんだかわからんがえらいことになっとるぞ」感がすごうて。

 ただ不思議と見ていて、映像そのものから感じるつらみとかはあまりなくて、そこがでも、もし実際に当事者だったらそんな感じなんだろうか…みたいなところでもあり。

 そういう気持ちと「その後」を史実として知っている知識を持った自分の視点とが合わさって、後半はほんと見ていて「ア"…ア"…ア"…」って感じ。

 後半と比べると、それまでの毎日がどれだけ平凡で尊かったのかということもよくわかります。

その後に続いていく空気感

 これは原作漫画読んだときも思ったのですけれど。

 物語って終わるときはいったん区切りがついたりするわけじゃないですか。やっぱり。

 本作もエンドロールという終わりを迎えるまでに、ひとつ区切りがつくわけですが、それでもそこから先、すずさん達はきっと生きていっているんだろうという印象がずっと消えないのですよね。

 昭和19年~20年あたりをメインに、すずさんの人生をすこしだけ覗いていたような感じ。

 そして、その後どうなっているんだろう…というのはもちろん気にはなりますけど。きっと元気でやってるだろうし「お達者で」みたいな感じで一先ず見終ったような、なんとも不思議な気持ちになっています。

 まあ、どんな時代になっても「ありゃー」って顔してるんやろうなあって感じだけはありますけど。ありゃーって。


公式サイト

konosekai.jp

映画情報

eiga.com

原作など

 原作を読んだ感想も書いています。よろしければこちらも是非。

tsundoku-diary.scriptlife.jp

 監督インタビュー記事。良インタビューなので、映画を見終った方も、これから見る方も。

gigazine.net

 「BLACK LAGOON」の方なんやな…あれも半端ない。双子の殺し屋の最期が最高に好き。

ファミコンミニというものが届いた

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 ついかっとなって買ってしまったミニ

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収録タイトル30本、ほんとに手のひらサイズのファミコン

 正式には「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」となるこのガジェット。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 【Amazon.co.jp限定】 オリジナルポストカード(30枚セット)付

 小さい…なんかのおまけみたい。でもちゃんと動く。

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15cm定規と並べてもこのとおり。

 そして収録されているタイトルは以下の通り、懐かしの作品ばかり…懐かしすぎてやったことあるやつのほうが少ないかもしれないところまである。

 俺がファミコン買ったとき、もうドラクエ4が出るころだったから…

タイトル 発売 メーカー
スーパーマリオブラザーズ 1985 任天堂
アトランチスの謎 1986 サンソフト
ゼルダの伝説 1986 任天堂
魔界村 1986 カプコン
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 1990 テクノスジャパン
パックマン 1984 ナムコ
アイスクライマー 1985 任天堂
イー・アル・カンフー 1985 KONAMI
スーパー魂斗羅 1990 KONAMI
悪魔城ドラキュラ 1986 KONAMI
ドクターマリオ 1990 任天堂
バルーンファイト 1985 任天堂
スーパーマリオUSA 1992 任天堂
エキサイトバイク 1984 任天堂
スーパーマリオブラザーズ3 1988 任天堂
ドンキーコング 1983 任天堂
つっぱり大相撲 1987 テクモ
ダウンタウン熱血物語 1989 テクノスジャパン
マリオオープンゴルフ 1991 任天堂
ギャラガ 1985 ナムコ
マリオブラザーズ 1983 任天堂
リンクの冒険 1987 任天堂
星のカービィ 1993 任天堂
ファイナルファンタジーⅢ 1990 スクウェア
ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ 1989 テクノスジャパン
メトロイド 1986 任天堂
ソロモンの鍵 1986 テクモ
グラディウス 1986 KONAMI
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 1988 カプコン
忍者龍剣伝 1988 テクモ

 この小さい筐体にこれだけ詰まっているというのもなかなかのものですが、ハード周りも現代風でmicroUSB給電、HDMI出力となっておりPCモニタにもテレビにも普通に繋ぐことができます。USB給電はスマホとかと同じように、USB充電器などから取ってやればOK。

 専用アダプタもあるけど、見た感じただのUSB充電器でしょうかね。

プレイ感はだいぶいいけどむずい。マゾい。

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 まずは基本のマリオ。まあ最初やったときにBダッシュ→ジャンプ→「?」ブロック→きのこ即死亡というアレをやりましたけど。画面歪んでるのはほんと写メだからゆるして。

 そして1-2から4-1にいってしぬ。死ぬのはいいけど最初からやり直しとかどうやってクリアしていたんだ昔…

 気を取り直してやったことなかった魂斗羅とかやってみる。

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 最初のステージの途中っぽいところでしぬ。

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 エアーマンには倒すどころかたどり着けなかった。(ロックマン2)

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 れいほうがくえんで始めたのにクロスカントリーで脱落した図 (それゆけ大運動会)

…昔はどうやってクリアしてたんですかねえ…?

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 もう救いはRPGしかない…(地道に進めていけばクリアできるから!

 …でも俺、FF3はFC、DS、Androidとやってるけど一度もクリアできてなかった。救いはなかった…

 LRでのキャラ切り替えとかになれちゃってるから、やっぱりボタン少ないRPGは不便に感じちゃうところもあった。

 
 その他にも初見なのをちょこちょこ試してみては死に試してみては死にを繰り返してなんかこうファミコンを上手くクリアできないおっさんみたいになってる。みたいっていうかファミコンを上手くクリアできないおっさん。

 当時のお父さん達の苦労が忍ばれます。

 でも、今やり直してみるとこの小さな容量でずいぶんと工夫されてますよねファミコン。

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 このおっ…ドット絵とか。

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 ダブルドラゴンⅡ、難易度もそんな高くなくて進めやすいからおすすめ。

 Aボタンが右方向攻撃でBボタンが左方向攻撃(キャラの向いている方向ではない)っていうの何を思ってそうしたのかわからないところあるけど。

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 さてここでちょっと本体周りを見てみますと、microUSB給電、HDMI出力は今風のそれとして本体が小さければコントローラーも小さい。

 で、コントローラー小さすぎてどうかなと思っていたけど意外と普通に操作はできました。

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 ちゃんと横にはまるから素晴らしい。

 画面出力については「4:3」「ピクセルパーフェクト」に加えて「アナログテレビ」というモードがありました。

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 まずこちらが標準の4:3。

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 で、ピクセルパーフェクト。

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 アナログテレビ。

 …画像だとそこまであんまり違いわからないかもしれないですね…「ピクセルパーフェクト」は補完が効いててなめらかに見えます。

 「アナログテレビ」は、走査線っぽい感じになっててなるほどアナログって感じします。

 
 あとゲームの切り替えはリセットボタンで。中断も兼ねているので猫に踏まれても安心です。

 そのリセットボタンで中断したポイントをゲームごとに4つまで登録しておけるのも今風ですね。

 
 で、もしかしてファミコンミニになって良くなったのかなと思うところは画面もだけど音も。

 昔はブラウン管テレビのスピーカーから出てたやつだったし、正直そこまで覚えてないから比較はできないけど…良い感じのファミコンサウンドに聞こえます。

Linuxかな?

 他に設定とか見てたらOSSの表記があった。

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 Linuxかー ゲーム機にこういう表記があるのって今の時代を感じますね…

 ちなみに記載されていたOSSは以下の通り。

  • glibc
  • Linux
  • alsa-lib
  • BusyBox
  • eudev
  • kmod
  • util-linux
  • lzo
  • LuaJIT
  • Mail-400
  • U-Boot
  • cryptsetup
  • LVM2
  • Popt
  • Easing Equations
  • LZ4 Library
  • libqurencode

 Luaとか入ってるんだーとか思いながらみてた。


 そういう感じで懐かしみつつやってみていたファミコンミニです。

 ちっちゃかわいいゲーム機としてライトな感じに楽しめるアイテムだと思いますので、懐かし世代の人も、全然知らないけどちょっと昔を見てみたい人も一度お手にとってみてはどうでしょうか。

 Amazon限定だと収録タイトルのパッケージをあしらったポストカードが付いてきます。

 なんか今はめっちゃプレミアついてしまってるからおすすめしづらいところありますが…価格がまともに戻ったら、是非チェックを。

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5年後の自分に向かいこの先生きのこれることができるか

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/hatenablog-5th-anniversary

 フレーフレーとはベタすぎるから言わない。

5年前からすると予想外だろう、今から振り返るとさもありなん

 5年なー。正直なところ世の中の動きも状況も早すぎるのでどうなっているかはなんともいえないけれども、毎日の積み重ねで行き着くところにいるんだろうと思います。

 逆に5年前に現状が想像ついたかというと微妙。でも振り返るとまあ順当。

 四十路に突入しているだろうからもそっとマシな感じになってると思いたい。

 ブログは続けてるかなあ。

ブログを書いてるのは想像外だったろう

 以前には一度書いてたけどだんだん書かなくなってサーバー代だけなんとなく払ってしまってたような状態だったから、それを再開してそこそこちゃんと更新してるのはたぶん一番予想外でしょう。

 一応、前のブログを見てみると最後は2011年の7月。あー地震のあった年か…あれから5年でもあるんですね…

 お陰様で小さいながらもサーバー代などはペイできてます。ありがとうございます。

これからの5年でいうと

 ブログのキャンペーンだからブログの話をすると、これはちゃんと続ければ比例して成果になる趣味だと思うのでまた続けていきたいとは思いますね。ネタが尽きることはないし。最低でもあと840記事はいけるってことですからね…(震え

 5年まえからこれくらい続けていればなあ、というのはたまによく思うことなので、逆に5年後にそう後悔しないよう、始められることは折を見てちゃんと初めて続けていきたいですね。

 出遅れたー! って思っても、その台詞を5年後に言わずに済むように。

読み返したくなるのは名作の証? たまに無性に読み返したくなるオススメ漫画たち

anond.hatelabo.jp

 というエントリを見かけまして。

 私もあまり読み返すほうではないのですが(それより積んでいる本たちが…)、たまに無性に読み返したくなる漫画ってあるなと思ってちょっとピックアップしてみました。

闇金ウシジマくん

闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

 闇金融カウカウファイナンスの経営者ウシジマくんとその客だったり関係者だったりの喜怒哀楽ストーリー。

 題材が題材なだけにだいぶブラックで、闇金でクビが回らなくなって詰んだみたいな話からチンピラにヤクザの抗争、ネットワークビジネスなどの問題までそっち系が幅広い。

 ウシジマくんはウシジマくんで、善でも悪でもなくただ金を貸してつけ込む隙があったら食い物にするというえげつなさがまたいい。始めから騙そうとはあんまりしていないが油断したら殺られる感

 どうして唐突に読みたくなるのかはよくわからないけど僕的にはヤクザの抗争とかより初期の頃のパチンコ代を闇金に都合しに来るような一般人が破滅してくやつのほうが好きです。

HUNTER×HUNTER

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

 辺境に生きていた少年ゴンがハンター(要するに冒険者みたいな感じ)だという父親の後を追いハンターを目指して冒険をしていくという設定は結構王道のマンガ。

 でもやっていることは能力バトルと高度な頭脳戦。

 結果を知ってるんだけど、それがうろ覚えになった頃になんとなく手にとってまた結果知ってるんだけどあーやっぱ天才だこの人みたいなふうに思ってます。

 読んでて32巻が出たのが2012年ということに気づいて絶望した。(現在33巻まで、33巻は2016年刊行)

孤独のグルメ

孤独のグルメ2

 個人の雑貨輸入商井之頭五郎がひたすら一人で飯を食う漫画。

 本当に飯を喰いながらぶつぶつ言ってるだけの漫画なんだけど不思議な味がある。なんかこう何度読んでもじわじわくる。

 ドラマは深夜に放映されて飯テロを起こした後原作者がさらに煽りを入れてくるというテロをやっておりましたね…(それがSeason5まで続いてる

孤独のグルメ Season5 DVD BOX

孤独のグルメ Season5 DVD BOX

ファイブスター物語

ファイブスター物語 (13) (100%コミックス)

 五つの惑星で起こる戦争と歴史を舞台とした人間と騎士とファティマとモーターヘッド(MH)の果てないファンタジー。

 MHの格好良さとファティマのはかなさ、騎士の強さという部分的な魅力と、全ての物語が断片的に語られてそして全てが繋がっていくという部分と全体の構成がすごくたまらない。

 まあ新刊が出るたびに読み返さないといけないほど間が空いてるという話は置いておくにしても、印象的な場面が多くて先を知ってても飽きず、また読みたいという妙な中毒性があるのは確か。リブートしても泣かない。

 (僕的に、慣れ親しんでいたデザインとか呼称とかが一気に無かったことにされてるようでちょっとかなしいところはあるのですよね。でもそういうところも含めてそういう作品だしなあ…)

封神演義

封神演義 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 中国・殷王朝で悪逆の限りを尽くす仙人、妲己を封じるために「封神計画」を実行する太公望とその仲間たちの異能バトル。

 もとは中国の古典なのですが現代風にアレンジされてて読みやすく面白い。

 バトルシーンも多めですが話のキモは封神計画の行く末だったり、太公望が自分ではあんまり闘わない軍師系だから一つ一つの戦いより全体の動向のほうが重視されてる感じだったりがジャンプバトル漫画としては異質かも。

 あのあっさりめな感じの絵と雰囲気が好きで読み返したくなるのかしら。

美味しんぼ

美味しんぼ 111 (ビッグコミックス)

 東西新聞社文化部の社員山岡と栗田さんが「究極のメニュー」を決めていく企画で、食のうんちくを披露したり料理で問題解決したり美食家海原雄山との壮大な親子喧嘩に発展したりしていくやつ。    読み返す、というけど実は全巻読破していません。でもなぜか不定期に1巻からまた読みたくなる。つまり最初のほうは何度も読んでる

 ストーリーは短編連作式なので、適当なところから読み始めてもだいたいわかるというのもあるのかもしれない。

将太の寿司

将太の寿司(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 見習い寿司職人将太が、様々な壁にぶつかりながら成長していく料理ものドラマ。

 いろいろ難問が出てくるけれどだいたい寿司で解決していくのはお約束でもありますが寿司ってすごい…

 題材は寿司ですが中身はスポ根みたいなところもあり、寿司に関するうんちくなども面白く、ふとしたときに(特にお寿司を食べてるときに)思い出すわけです。これが地紙の型か…! みたいなのを(わかってない

 (余談ですが確か実写ドラマもやってて、小手返し一手がスパーン! と決まるの楽しみにしてたけど実際は握り込んでるだけみたいな感じでああ~まあそうか~って感じになったのも覚えてます)

 二世が活躍する続編シリーズも出ていてこちらも好きでした。でも結構早く終わってしまった…

モッちゃん

モッちゃん 5 (白夜コミックス)

 俺が打とう…お前の金で…

 というクレイジーとしか思えないひと言で代打ちをするホールの救世主モッちゃん。そこからなぜか爆連するのはファンタジー。

 いろいろと負けが込んで追い詰められたパチ屋の客が救われていく話ではあるんだけど妙な人生哲学じみた重さがじわじわくる。

 うちにあるのはパチスロ4号機時代の漫画なので、ちゃんと出ていた時代の懐かしさもあってたまに見かけたら読んでしまいます。

 パチンコとかパチスロとか全く知らない人からするとよくわからないわって感じだろうとは思いますがw

 それはそれとして検索してみたらなんか新書がでていてこれは…って顔に。

覇王大系リューナイト

覇王大系リューナイト(上) (ホーム社漫画文庫) (HMB I 3-6)

覇王大系リューナイト(下) (ホーム社漫画文庫) (HMB I 3-7)

 剣と魔法の世界アースティアを舞台にした音速の騎士(見習い)アデューたちの冒険物語。

 漫画版は3巻と短いけれどバトルとアツさはぎっしり詰まってる。

 アニメとだいぶ違ってたのが最初に読んだとき新鮮で、だから余計に思い出深くて読み返したくなるのかもしれないです。

 あとSD風ロボと勇者と姫が好き。パッフィー・パフリシア略すとぱふぱふになることに20年越しで気づくなど新しい発見もあります(違う

 というかもう20年以上前の作品になるの…文庫版でも2010年、だいぶ絵が変わってる感じあるなあ…

アウターゾーン

アウターゾーン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 謎の美女ミザリィが水先案内してくれるオカルトホラー連作短編。

 1話完結で読みやすい、ひねりの効いたストーリーがいいです。

 漫画など創作物が有害だとして禁じられて焼かれる話はなかなかつらいものがある。

成恵の世界

  成恵の世界(13)<成恵の世界> (角川コミックス・エース)

 ちょっとオタクっぽい普通の男子であるところの和人くんとハーフ宇宙人成恵ちゃんのラブでコメってストロベリってるSF漫画。

 ああなんかこう夢が詰まってる…

 ゆるい雰囲気の癒やし系SFでもある。

ブラック・ジャック

ブラック・ジャック 1

 無免許の天才外科医ブラック・ジャックが様々な患者を治療していくヒューマン・ドラマです。

 ブラック・ジャックは法外な料金を請求する凄腕の外科医で、どんな困難な治療もこなしていくわけですが、まれに上手くいかなかったり、「手術は上手くいっても」上手くいかなかったり。人間の業を感じたり。

 最後に去っていく背中が全てを語ってる感じがかっこいい…

 現在連載中のヤング・ブラックジャックも良い味出してます。

 また個人的には、こっちのリアルな表紙のほうがなじみ深かったりします。

 子どもの頃は図書館にあった上製本を何度も読んでました。

 今は新シリーズで連載再開していますのでそちらもアリ。

コータローまかりとおる!

コータローまかりとおる!(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 私立鶴ヶ峰学園でヤンチャな空手使い新堂功太郎と幼なじみで風紀委員の美少女渡瀬麻由美を中心にいろいろバタバタする学園バトルラブコメ。巻数はすごいけど劇中時間は全然過ぎてないというマジック。

 ちびちびと集めました…今は電子書籍版があるんですね…いい時代や…でも「L」がないぞ…?

GS美神 極楽大作戦!!

[まとめ買い] GS美神 極楽大作戦!!(少年サンデーコミックス)

 がめついボディコン霊能力者(ゴーストスイーパー)美神令子、時給255円でこき使われるが美神のボディコン力に目がくらんでむしろ喜んでるスケベニンゲン横島忠夫、やさしい巫女幽霊おキヌちゃんのいる除霊事務所メンバーのオカルトバトルコメディ。「極楽へ、逝かせてあげるわ!」が決めゼリフ。

 出てくる人物も多様多彩でストーリー性もあって楽しいです。横島くんが地味に強くなっていくのが地味に好き。

 作者は現在「絶対可憐チルドレン」を連載中の椎名高志先生で、絶チルの雰囲気が好きなら全然楽しめるはず。

 長寿連載さすがですなあ…

 同作者の「MISTERジパング」とかも好き。織田信長と愉快な仲間達が無茶するやつ。

鬼切丸

鬼切丸(1) (少年サンデーコミックス)

 鬼となったものを切る、神器名剣・鬼切丸。その刀をもつ少年が鬼と対峙していくホラーオムニバス。

 女の人の怨みやねたみ、強い感情が鬼に堕とされていくところとか、切られることで救われることとかがまた悲しい。

 現在は「鬼切丸伝」という、戦国時代の話が連載中。


 こうしてみると結構、長編が多いですかね。やっぱり長くなってくると気持ちをリセットして最初から読みたいみたいなところがあるのかも。

 あと最近引っ越ししてたので、整理しているときに見かけて懐かしくなってるところもある。片付けが進まないってやつですよ。

 古い作品、完結済みの作品が多いですが逆にまとめて読みやすいと思うので、どこかで見かけたら手に取ってみて下さい。

 
 また読み返したい作品がでてきたら追記していったりしたいと思います。というか連鎖的にどんどん出てきちゃうからこのへんで!

異世界の秘密に迫る急展開! 「アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者」15巻感想

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者15 (講談社ラノベ文庫)

 振られていたSF設定を回収しつつ明かされる衝撃の展開!

バハイラム王国での大異変

 「竜の巣」という重要施設があるバハイラム王国の第三王都が突如異変に見舞われ、そのただ中に取り残されるミュセルの母、ファルメル・フォグロン。

 「先見」(所謂預言、予知能力)の力がある彼女の言で、カノウシンイチを連れてくるためにエルダント帝国に向かうアマテナとクラーラ。

 そして「竜の巣」でシンイチたちが見たものはーーという、ストーリー成分多めでお届けされている感じの今巻です。

 ラストに向けてということもあり、色々と謎だったものの理由が繋がったりもしますね。

シンイチ…

 そしてずっと悩んでいるシンイチ…お前…

 まあ…そりゃあそのファンタジーすぎる異世界美少女の誰が一番かなんて選べないというのは…否定できないが…

 でも、これはラブコメ成分側の根幹に関わってきているところでもあるし、文体が基本的にシンイチの一人称だから余計そう感じるところあるのかもしれないけど、結局シンイチは誰のことが好きなのか、というのがよくわからないところもある感じがするのですよね。

 それぞれに好意を持っているのはわかるんだけど、なんていうか選ばなきゃいけないと言われているから選ばなきゃってなっている感じが強いというか。

 なんかこうなると誰を選んでも幸せになれないとか、消去法で選択肢が消えていくみたいな展開になったりとか(ペトラルカはある意味その筆頭ですね。恋愛までならともかく皇帝と縁談はハードル高いでしょという)、そういうちょっともにょもにょした感じにもなりそうで。

 ただそもそも、「誰か一人を選ぶ」みたいなのはキリスト教的一夫一妻の理念的な話でもあるので、ここ異世界だから関係ねーやっていうのはファンタジー的には解答として正解なのかもしれないなあと思ったりもするところがあったり。

 まあそれでも、「誰が一番か」は宣言しないといけないでしょうね。爆発しろ。

雲行きが怪しくなる日本国との関係、そして

 またそれとは別に、日本国から知らせを持ってきた的場さんが何を伝えようとしていたのか、はとても気になりますね。

 今回の「竜の巣」で明らかになった秘密とおそらく関係があることなんだろうかなとも思いつつ。

 「秘密」というか、正確には別に秘匿されていたというわけではないのですが、結構ありがちなようでよく考えるとここまでダイレクトなのは見たことなかったかな…? という一ひねり。

 おおーって思いつつも、冷静に考えるとこれはどういうパラドクスで結論づけるんだ…? みたいなふうに思えるところもありいろんな意味で次巻以降が楽しみです。

 いやほんとにどうするんだろうこれ…

2016年秋アニメ感想まとめてピックアップ! (随時更新)

 今期もまたアニメの季節が始まりましたねと言いたいところから早一ヶ月。

 しかもそんなに見ていないという…

 仕方なかったんや。仕方なかったんや…

 あと今期から完全にdアニメストア依存。

ガーリッシュナンバー

【Amazon.co.jp限定】 ガーリッシュ ナンバー 第1巻 (イベント優先申込券付き初回限定版) (全巻購入特典:QP:flapper描き下ろしイラスト A5キャラファイングラフ引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 やさぐれ系新人声優・烏丸千歳が光と闇の声優界でばたばたする声優業界残酷物語。

 「声優版SHIROBAKO」って例えも目にしたことあった気がしますが、個人的にはSHIROBAKOとはちょっと性質が違っていると思っていて、あっちは状況が過酷なんだけどこっちは人間関係が…

 しかし逆にそのひねくれた人間関係がコミカルでやさぐれつつ重くならない流石としかいえない。妹力が高いのも流石としかいえない。

 あとラノベ作家の扱いがかなしい渡先生…(原作者/ラノベ作家

 なんかこう、声優業界ものというよりラノベアニメ化のかなしみみたいなもののほうがあふれている感じがするのどういうことですか…

公式サイト

www.tbs.co.jp

原作、関連書籍など

配信

anime.dmkt-sp.jp

あわせて読みたい:

 本作とは全然関係ないけどこのやさぐれっぷりボイス坂を思い出す。こっちはこっちで超面白いから。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2期)

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) [Blu-ray]

 硬派でアツい任侠ガンダム第二期。

 一期で名を上げた鉄華団の快進撃が向かっているのは栄光か破滅か。

 ミカとオルガが主役なのは相変わらずですが、新団員も増えて新しい視点も入っていっています。

 しかし、そうはいっても完全に一期の続きなので、是非一期から見て欲しい。

公式サイト

  g-tekketsu.com

原作、関連書籍など

配信

anime.dmkt-sp.jp

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

オカルティック・ナイン 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

 東京で起こる謎の事件不可思議なオカルトおっぱいが交差する超常科学アニメーション。

 「STEINS;GATE」の志倉千代丸氏原作でもちろん痛いネット用語もバンバン出てくるいつものやつ。つうか主人公がアフィカス。

 わりかしガチなオカルト要素もありそうなんですが昨今の風潮だと主観で見ていたオカルトは全部妄想みたいなこともありそうで、そうだった場合にどう話がひっくり返るのかそれともガチなのかというところまで含めて続きが気になる気になる。

 まあこの作品で一番のオカルトは間違いなくりょーたすのおっぱい。

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(「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」より)

 僕もみゆぽむに「そこまでやらせる気なんですか!?」ってどん引きされたい

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(「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」より)

 そしてジト目で睨まれたい

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(「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」より)

 あ"あ"~

公式サイト

occultic-nine.com

原作、関連書籍など

配信

anime.dmkt-sp.jp

終末のイゼッタ

【Amazon.co.jp限定】終末のイゼッタ Vol.1(全巻購入特典:オリジナル歴史解説本引換シリアルコード付)(エイルシュタット国債&1巻購入者イベントチケット優先申込券&全巻購入者イベント優先申込券付) [Blu-ray]

 西暦1940年、欧州。ゲルマニア帝国の侵略とそれに立ち向かう姫そして魔女。

 今にもゲルマニアに攻め込まれんとするエイルシュタットの姫フィーネと、一個中隊を撃墜せしめた白き魔女イゼッタの出会いから広がっていく戦火。というような、結構硬派な感じの戦争ものです。

 モチーフになっているのはおそらく明らかにWW2の欧州。兵器と魔女というとストライクウィッチーズを思い出したりもしますけど、こっちはガチの対人戦争ですね…

 そんな過酷な状況の中で輝く少女の絆…また魔女と戦闘機のドッグファイトなど戦闘描写もなかなかです。

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ブレイブウィッチーズ

ブレイブウィッチーズ第1巻 [Blu-ray]

 1939年、欧州に突如現れた「ネウロイ」と呼ばれる敵と戦うべく組織される、ウィッチと呼ばれる魔法少女たちの兵団。

 それから5年後の1944年、扶桑皇国の落ちこぼれ魔女雁淵ひかりが欧州に派遣されてがんばっていく感じのお話ですおねえちゃんかわいい

 劇中の時間軸はストライクウィッチーズの1期と2期の間ということで、501の面々も出てきたりするのでしょうか。

 なんか戦闘シーンがCGっぽいと言われてたけど個人的にはあんまり気にならなかったです。

 実はストライクウィッチーズのほうは見てなくて断片的にしか知らないから見てみようかなあ。

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魔法少女育成計画

魔法少女育成計画 Blu-ray DISC 第1巻

 バトルロイヤル殺戮系魔法少女。少女…?

 1話はチュートリアルみたいなものでちょっと拍子抜けるところあるけど回を追うごとに本性が出てくるやつなのでやっぱり3話くらいまでは見てから決めるがいい…

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